クラブW杯で、大会としては初めて導入された「VAR」
西大伍がペナルティエリア内で倒され、監督がそれを第四審に抗議。
そして、ビデオアシスタントレフェリーによって、鹿島アントラーズがPKを獲得。
実況・解説の方も驚きだったこのルールですが.....
サッカーの複雑な動きの中で、FIFAが画期的な判定を導入したと話題になっています。
サッカーの歴史が変わる!?VAR(ビデオ判定)とは
まずは、サッカーの歴史が変わった瞬間を見てみましょう。
これが主審が実際にVAR(ビデオ判定)で確認した映像。
ファーサイドの西が引っ掛けられて転倒したシーン。
サッカー界初のビデオ判定! pic.twitter.com/Tee84D7UVI— MI® (@fctMi) 2016年12月14日
筆者も試合を見ていたのですが、急に試合の映像からスタジアム内のビデオ室の映像に変わります。
その後、西大伍が倒されたシーンが流れます。
それを主審が確認。
なんと、鹿島のPKを指示したのです。
今までは、レフェリーの判断が変わることなど、ほとんどありませんでした。
プロの選手達も一応レフェリーに判定を抗議しますが、今までははっきり言って意味なし。
大体が退けられてしまいます。
今後は、少しのことでも審議のために抗議すればVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のルールが適用されることになりそうです。
VARは2016年9月1日、試験導入としてフランスvsイタリアの試合で導入されていた様子。
この時もレッドカードの判定がイエローカードに変更されています。
ビデオ・アシスタント・レフェリーのルールとは?
PKなど重要な判定の際に、審判がビデオ判定を用いるルール。
FIFAがクラブW杯から導入したルールで、監督が第四審に抗議することで成立するようです。
PKやカードの判定(イエローカードやレッドカード)などで判定に確実性がない場合に、発令されます。
審判とは別に、室内で微妙な試合の判定をチェックする審判が存在。
実際に、主審自身がビデオ判定をする!と決めたときにビデオ映像をチェック。
これにより、判定が覆る可能性が出てきます。
ただ、このビデオアシスタントレフェリーですが、全ての場合で適用されるわけではない様子。
アトレティコ・ナシオナルの選手が、エリア内でスライディングで倒されたように見えたシーン。
アトレティコナシオナルの監督がビデオ判定を要請します。
しかし、審判には全く相手にされませんでした。
審判の目の前で、アトレティコの選手がわざと倒れていましたからね(笑)
おそらく、かなり微妙で重要な判定にのみ、審判がビデオを確認しに行くのだと思います。
VAR(ビデオアシスタントレフェリー)に対する反応
最後に、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)に対するネット上の反応を見ていきましょう。
VARって有能やな
鹿島PK獲得したし。
これでこの先理不尽なノーゴールとかの判定なくなったらいいな— さかき〜 (@7sn50_21) 2016年12月14日
VAR判定は全てのプレーではないですよ。
— フミヤ (@cescfumiregas) 2016年12月14日
VARってあんまし
良いと思わんな〜— やました (@amuro102308) 2016年12月14日
今CWCに切り替えた。ビデオアシスタントレフェリーの略でVARか。ようやくこういう時代になってきたんだなあ…。
— いるーか (@iruka12go) 2016年12月14日
ビデオアシスタントレフェリーの導入により、サッカーの非常に理不尽な判定などが無くなっていく可能性が高いです。
最近は、微妙なゴールの判定などもビデオで行うようになりました。
サッカーもどんどん先進技術を取り入れていますね!