ダイエットや筋力をつける際、食べ物としてよく利用されるものに、鳥のササミがあります。
鳥のササミといえば、糖質制限ダイエットなどでも多用される他、筋トレ後に食べると効果的ですよね。
カロリーも低く、なかなか優秀な食べ物だと思います。
さて、これからササミでダイエットなどをしよう!という方は、いくつかの点で迷うことがあります。
まず、ササミとはそもそも鳥のどこの部位なのか?
また、ムネ肉との違いはどうなのか?
価格やカロリー、糖質などの違いを比較していきたいと思います。
鳥のササミと胸肉の様々な違いを比較!
さっそく、鳥のササミと胸肉の様々な違いについて比較をしていきましょう。
今回は、以下の項目で違いの比較をしていきます。
以上のような、様々な比較を行っていきます。
違いはたくさんありますが、それぞれが代用になれるのか?
ダイエットや筋肉増加に効果的なのはどちらか?といった疑問も解説していきます。
①部位と価格の違い
鳥のササミと胸肉の違いについて、始めに総合的な解説をしていきましょう。
まずは、ササミと胸肉はそもそもどこが違うのか?です。
これは、前述の通り「部位」が違います。
以下の画像を御覧ください。
こちらの画像は「マルトク」さんが作成されたものです。
鶏にはそれぞれ部位があり、焼き鳥などでもよく見る部位がたくさんありますね。
こちらの画像を見ると、胸肉とささみという部位があります。
実は、ササミも胸肉の一部分なのです。
胸肉の内側にある部位が、「ササミ」ということになります。
鳥のササミも胸肉も、当然スーパーで購入することができます。
どちらも、部位ごとにしっかりと分けられて販売されていますね。
先程の画像にもありましたが、胸肉のほうがササミより大きい部位になります。
一匹の鶏から取れる量が多いということは、胸肉のほうが価格が安くなるのが一般的。
セールなどをしていない場合、胸肉のほうが圧倒的にコスパが良いと言えるでしょう。
なら、胸肉のほうが良いのでは?と考えるかもしれませんが、中身の成分に違いがあるため、ササミの人気も高いのです。
②胸肉とササミの栄養素の違いを比較
続いて、ササミと胸肉のカロリーや糖質、脂質などを比較していきます。
コスパでは胸肉の勝利でしたが、栄養素はどうでしょうか
鶏肉とササミの栄養素の違いを比較
栄養素 | 胸肉 | ササミ |
カロリー | 191kcal | 105kcal |
タンパク質 | 19.5g | 23g |
脂質 | 11.6g | 0.8g |
糖質 | 0g | 0g |
塩分 | 38mg | 33mg |
※100g辺りの栄養素
※日本食品標準成分表より抜粋
基本的な栄養素を比較すると以上の通り。
胸肉・ササミともに「糖質が0g」ということで、糖尿病の方でも食べることができます。
糖質制限ダイエットにも適していて、どちらも利用することができますね。
ただ、この2つの食品の違いとして、「脂質」の差があります。
これが、「筋力」の面で影響していて、筋トレの食事として考えるのであれば、ササミがおすすめです。
タンパク質は誤差の範囲ですが、ササミのほうが多め。
タンパク質が豊富で、脂質が低いということで、筋肉系に関してはササミが優秀ですね。
胸肉、ササミともにビタミンKやビタミンB6などが豊富。
どちらもタンパク質の活性化や筋肉の増加、エネルギーの増加に関わっています。
この点でも、ササミや胸肉は「筋肉系のスペシャリスト」だと言えるでしょう。
③ダイエットや筋肉増加に効果的なのは?
基本的に、筋トレやダイエットで優先して食べたいのは、ササミの方でしょう。
しかし、糖質はどちらも0gということで、糖尿病や糖質制限ダイエットならば、胸肉もOKです。
胸肉のほうが比較的柔らかく、食べ方も豊富にありますので、好みで選んでみると良いでしょう。
ササミの味はさっぱりとしていて、続かないという方におすすめですね。
④胸肉はササミの代用になれる?
最後に、胸肉はササミの代用になれるのか?について触れていきます。
これは、用途によって違います。
例えば、筋トレをして筋力をつけたい!という場合、代用は難しいでしょう。
脂質の多さが気になりますので、できればササミのほうが効果的ですね。
ただ、糖質制限ダイエットを実践する場合なら、胸肉でも全く問題ないため、代用は可能です。
胸肉は値段的にも安く、コスパもかなり良いため、金銭面も考えながら、代用をするか決めてみても良いでしょう。
まとめ
ここまでで鳥のササミと胸肉の違いを比較していきました。
ササミは胸肉の一部ですが、その範囲は少量。
価格も若干高い傾向にあります。
ただ、胸肉よりも脂質が少なく、よりヘルシーに食べることができるでしょう。
ダイエットを始め、糖質制限にも利用できるササミと胸肉。
栄養素も豊富なので、ぜひダイエットに取り入れてみましょう!