「すいません、レシートは要りません」

日本から、この言葉がなくなるのかもしれません。

 

ワンファイナンシャルの山内氏が開発したアプリ「ONE」がリリースされてから、相当な話題を呼びました。

今まではゴミだと思っていたものが、お金に変わる。

店に置いてある、レシートの箱が「宝の山」になる。

 

ONEというアプリは、社会に新たな風を呼び起こす可能性を十分に秘めていますよね。

ただ、みなさんが気になるのは、「レシートを1枚10円で買い取って大丈夫?」という部分。

 

そう、どのような仕組みで、レシートをお金に変えられるのか?ですよね。

 

また、個人情報の登録に加えて、購入品の情報を売り渡す点で「危険性はないのか?」という疑問も出てきます。

さらには、「関係ない第三者の名前」が抜き取られる危険性もあるのです。

 

今回は、こういった疑問点について、様々な角度から考察をしていきます。

 

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レシートを1枚10円で交換できるアプリ「ONE」の仕組みとは?

まずは、レシートが1枚10円というお金に変わる仕組みについて、簡単に解説をしていきます。

そもそも、レシートという紙切れには、1枚10円の価値はありません。

せいぜい、ガムを吐き出すときに使う程度でしょう。

 

では、どうしてレシートを1枚10円で交換できるのでしょうか?

その仕組みは、レシートに印字されている「情報」にあります。

「ONE」はレシートではなく、「決済データ」の方を買い取っているのです。

 

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ヒト、モノ、カネ、情報

みなさんは「経営資源」という言葉をご存知でしょうか?

経営資源とは、「企業が経営をしていく中で、重要になってくる要素や技能」のことを指します。

(一応、筆者は経済学部在学中です笑)

 

もともと、経営資源とは「ヒト、モノ、カネ」の3つでした。

しかし、時代が移り変わり「情報化社会」が始まると、上記3つの要素に加えて「情報」という要素が加わったのです。

 

企業を経営する中で必要な情報とは
企業が保有する顧客データや購買データが必要になる。

例えば、企業が保有している顧客データだったり、何を買ったのか?どこで買ったのか?という購買データが、情報の要素に挙げられます。

 

一つ一つは小さな情報でも...

レシートには、購買データがきちんと記されています。

 

「ONE」のアプリを開いてみてください。「個人情報の登録」という部分がありますよね?

 

そこからは、年齢や性別がわかるのはもちろんのこと...

住んでいる地域や大まかな職業までわかってしまうのです。

(健康保険証で登録した場合)

 

年齢や性別、地域がわかると、決済データをもとに統計を作ることができます。

 

例えば、「20代の女性はコンビニで、◯◯をよく購入している。」「清涼飲料水と一緒にコーラを購入している」などの購買データの統計を取ることができるのです。

 

こういった小さなデータが集まると、企業が必要としている「大きなデータ」となり、価値が生まれる。

これが、レシート1枚=10円に変わる仕組みなのです。

 

「ONE」の安全性は大丈夫なのか?

 

 

結論からお話しますと、「ONE」は100%安全というわけではありません。

やはり、個人情報を出している時点で、安全性の面では問題があるでしょう。

 

ツイートにもある通り、「個人情報の大切さ」に関しては、たくさんの人が考えているようです。

ツイッターで「レシート1枚10円」と検索すると、検索傾向で「怖い」「危険」といったものが出てきます。

 

「ONE」の安全性については、「確実に大丈夫」とは言い難い部分があります。

これは、どんなサービスにも言えることですが、情報漏えいの可能性はゼロではありません。

 

マイナンバーや保険証番号、銀行口座といった個人情報は、非常に重要なもの。

確かに、画期的なサービスではありますが、「個人情報は一度抜き取られたら終わり」という部分が怖いですよね。

 

現状、ワンファイナンシャルは大きな会社ではありませんので、個人情報の取扱に関しても、課題になってくるでしょう。

 

第三者である店員の名前も載る

情報化社会が進み、「名前」までも重要な情報になりました。

店員の名前がSNSなどで拡散される事例も増え、名前を登録しない店舗も増えています。

 

しかし、コンビニなどでは、未だに店員さんの名前が登録されているところがあるのです。

これは、客側が問い合わせなどをする際に、便利だからという背景があります。

 

店員の名前が印字されたレシートを登録すれば、その店員さんは「知らないうちに」情報が抜き取られたことになるのです。

「ONE」のアプリは、この部分の対策が100%必要でしょう。

 

「ONE」は、現状ではどんなレシートでも10円で買い取ってくれます。

つまり、店側からすれば、勝手に個人情報が売り買いされていることになるのです。

 

ただ、POSレジでは同じようなことが行われている

実は、こういった情報を得る仕組みに関して、同じようなものが既に導入されています。

それは、多くの小売店で導入されている「POSシステム」というもの。

 

「POSシステム」とは?
商品名や価格、数量、日時などの販売実績情報を収集するため、「いつ・どの商品が・どんな価格で・いくつ売れたか」を経営者側が把握しやすく、売れ行き動向を観察できる

実は、「POSシステム」では、顧客情報として個人情報もデータ化されています。

1年に1度は「◯◯社の顧客データが漏洩!」という事件がニュースになっていますよね。

 

今回の「ONE」の仕組みも、「POSシステム」とやっていることは同じです。

こういった個人情報データの取扱いには「100%の安全」は存在しません。

 

みなさんは、こういった知識を念頭に置いて「ONE」を利用するか考えてみてください。

 

【参考】ONE側からの問題点「レシートの商品登録名」

これは参考の部分になりますが、ONE側にも対応が必要な部分があります。

それは、商品の登録名でしょう。

 

スーパーでは、商品自体の登録名が省略されていたり、店舗独自の名前に変換されていたりします。

「どんなものを買ったのか?」がわからないことがあるわけです。

もし、情報が抜き取れなかったとしても、そのレシートは1枚10円で交換しなければなりません。

 

もし、「ONE」が社会的に普及すれば、商品の登録名に関しても、何か対策が必要でしょう。

 

まとめ

今回は、レシートを1枚10円で利用できるアプリ「ONE」がリリースされたということで、その仕組みや危険性、個人情報についてお話していきました。

 

個人情報を登録するという点で、「100%安全である」ということはありません。

ただ、この考え方自体は画期的で、「仕組みを変える可能性もある」という期待感もあります。

 

企業側も、個人情報の取扱には十分注意すると思いますが、「絶対」はありません。

面白いサービスですが、少し様子見してみようかと思います!

 

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