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先日、呼吸器感染症である「マイコプラズマ肺炎」の患者が全国的に増加傾向にあるとのニュースがありましたね。

過去10年間の比較では、2011年に次ぐ流行状況だそうです。

インフルエンザやノロウイルス感染症などは良く耳にしますが、マイコプラズマ感染症っていったいどんなものなのでしょうか?

 

さて、そんなマイコプラズマ感染症ですが、赤ちゃんや子供が感染した場合はどうすればいいのでしょうか?

今回は、マイコプラズマ感染症で赤ちゃんや子供が感染した場合はどうすればいいのか?という疑問について。

 

また、赤ちゃんや子供のマイコプラズマの感染経路や観戦した場合は通園がNGなのか?などの情報をまとめましょう!

 

 

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マイコプラズマ感染症ってどんな病気?

マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)という病原体によって引き起こされる感染症。

感染症という名前の通り人から人へと感染します。

 

幼児期から学童期の代表的な感染症で、急性気管支炎や肺炎が主な症状。

その他に咽頭炎や急性中耳炎、まれに髄膜炎の原因となることもあるようです。

 

また、マイコプラズマ感染症は周期的に大流行を起こすことが知られており、4年周期で流行が報告されていましたが、近年周期性が崩れて来ているといわれています。

 

ある研究によると5歳児の65%、成人の90%近くの人がすでにマイコプラズマに感染していると言われています。

ですから、どの年齢層においても、マイコプラズマ肺炎を発症する可能性があるようです。

しかし、マイコプラズマに感染後、肺炎が発症するかどうかは、個人差があると言われています。

 

実はとっても身近な感染症である事が分かりますね。

マイコプラズマ感染症でも2種類に分けられます。マイコプラズマの菌が気管支で発症すればマイコプラズマ気管支炎、肺で発症すればマイコプラズマ肺炎となります。

 

冒頭のニュースにもあがり、よく耳にするのがマイコプラズマ肺炎。

その症状は風邪のような症状で、感染症にかかっていても風邪と間違う人も少なくありません。

もっとも顕著な症状は、しつこくて乾いた咳や喉の痛みだそうです。

マイコプラズマが呼吸器に侵入すると、特に気管支や細気管支の繊毛上皮にダメージを与えることが知られています。

粘膜の剥離や潰瘍が起こることも珍しくなく、結果として肺炎に至るケースが多数。

 

軽い風邪の症状と似ているからといって放置するのはやめましょう。

そしてマイコプラズマ感染症には普段良く使われる抗生物質が効かないため、有効的な抗生物質で治療します。

また一度かかったからと言って免疫ができるわけではないそうです。

 

つまり、いつでもどんな人でも感染する可能性があるということですね!!

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マイコプラズマの感染経路や潜伏期間について

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マイコプラズマ肺炎の感染経路は、「飛沫感染」と「接触感染」によります。

しかも「濃厚接触」が必要と考えられています。

 

マイコプラズマに感染し肺炎になると、咳をするようになります。

この咳を通して人から人へとうつっていく感染のしかたを「飛沫感染」と言います。

また、ドアノブなど患者の体液が付着する箇所に直接触れることによって感染することを「接触感染」

人から人へのうつり方としては、ある「集団」ごとにうつっていくという特徴があるようです。
要するに通りすがりや駅など、人が密集しているけれど接触期間が短いところではうつる可能性は低い。

その反面、家族や学校などの接触期間の長い場所、つまり集団で過ごす場所では広がりやすいということです。

これが「濃厚な」という部分にあらわれているのですね!!

 

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(引用:http://square.umin.jp/strep/mycoplasma/

こちらの図は小児肺炎の年齢別にみた原因細菌の内訳です。

マイコプラズマ肺炎の好発年齢は6歳から12歳と言われており、1歳以下ではマイコプラズマによる肺炎は滅多にみられていません。

2歳以上になりますと次第にマイコプラズマによる肺炎が増えてくることが示されています。

 

6歳以上(学童期)ではマイコプラズマ肺炎の占める割合が極めて高くなっているところに特徴があります。

 

幼稚園や保育園などに通い始める年齢とともに、感染経路も拡大されるのと、マイコプラズマには体力のある人ほど重症化するという特徴もあるので、年齢とともに割合が高くなることが分かります。

 

マイコプラズマの潜伏期間は、だいたい2-3週間。

潜伏期間には症状が無いので、病原体に感染したという意識はありません。

また、マイコプラズマ肺炎を発症するのは病原体に感染した人のうち、わずか3-10%。

 

多くの人はマイコプラズマに対して不顕性感染(感染しても発病しないで終わる)の状態であるそうです。

 

マイコプラズマの二次感染(人にうつす)の可能性が最も高い期間は、発症の8日前~発症後2週間であると言われています。

 

そして、マイコプラズマ肺炎を早期に発見し、診断することは難しいと言われています。

 

このことからも本人には感染している自覚がない状態で、誰かにうつしてしまう可能性が!

マイコプラズマ肺炎にかかりたくなければ予防することが大切になってくるという事ですね!

 

赤ちゃんがマイコプラズマにかかった場合の対処とは

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マイコプラズマは乳幼児にも感染すると言われています。

しかし、5歳以下の小児の場合は、肺炎として発症することは少なく、比較的軽い風邪症状で終わることが多いようです。

 

症状は鼻水、鼻詰まり、熱は出る場合と出ない場合があり、子どもによっては39~40度の高熱が続く場合も。

 

しつこいせきが特徴で、長いせきが1カ月以上続くケースもあります。

 

一般的には、本人は比較的元気で、全身状態がよいことが特徴といえます。

とくに目立った症状がないけれどせきが続くという場合はこのマイコプラズマ肺炎が疑われるのでとりあえず病院へ。

 

細菌性の肺炎とくらべると感染した赤ちゃんが元気なので、レントゲン撮影をして初めて感染していることに気づく場合も少なくありません。

 

治療にはエリスロマイシン、クラリスロマイシンなどのアクロマイド系の抗生物質などを使います。

軽症であれば通院でOK。

場合によっては入院させて治療する場合もあります。

 

治療をスタートすれば2週間ぐらいでせき、熱などがおさまり、レントゲンにも肺炎の影が映らなくなります。

 

幼稚園に預けるのはだめ?

お子様が肺炎になったら、必ずお医者さんと相談してから登校(登園)を始めるようにしてください。

 

特に、マイコプラズマ肺炎は、国が定めた「第三種の学校感染症」の「その他の感染症」として指定されています。

 

これにより、マイコプラズマ感染症が学校や園で大流行した時には、出席停止が指示される場合があります。

出席停止の期間が定められているわけではありません。

つまり、出席停止の措置がとられた場合でも「お医者さんから許可があるまで」や「咳が出なくなるまで」など、学校(園)によって指示される日数は異なります。

 

また、主治医の許可を受ける場合でも、登校(登園)許可を出す日数は、お医者さんの判断により異なります。

 

マイコプラズマ肺炎になったからといって必ず出席停止になるわけではありません。

しかし、通学・通園を再開する前には、学校(園)とお医者さんに確認をしてからにしましょう。

実は、わたしも10歳の頃マイコプラズマ肺炎にかかってしまった経験があります。

ちょうど泊まり込みの研修の時期と重なりお医者様からの許可がおりず、行くことができませんでした。

 

熱自体は2.3日で下がり、体はとても元気だっただけにとても残念だった記憶が残っています。

お子様の体が快復して元気になってくると、1日も早く登校・登園させてあげたくなると思いますよね。

しかし、大事なお友達に感染させないためにも、許可がおりるまでは自宅安静するようにしましょう。

 

まとめ

今回は、マイコプラズマ肺炎に関する感染経路や赤ちゃんに感染した場合はどうする?といった内容をまとめました。

 

早期発見が難しいだけに、些細なことに注意を払い、お子様の健康を見守りたいですね。

 

また、集団感染が起こる感染症なので、通園や通学に関して細心の注意を払うようにしましょう!