はじめてその名前を目にしたとき、「水飴みたいなものかな?」と思考を巡らしました。全くイメージが湧かない「ひやしあめ」。そう、筆者は東日本出身で、現在も東日本の秘境に住んでいます。

 

ニュースで「ひやしあめ」というワードを目にしたとき、様々な考えが浮かびましたが、関西の方にとっては「夏の風物詩」とも呼べる飲み物らしいですね。

 

過去、関西ではほとんどの子供が飲んできたとされる「ひやしあめ」ですが....

どうして関東には無いのだろう?とても気になってしまいます。

 

今回は、「ひやしあめ」について、関東民が調査してみました。

調べていくと、どうやら「夏バテ」や「健康効果」もある飲み物だそうです!

 

では、はじめていきましょう。

 

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ひやしあめとは?関東に無いのは一体どうしてなのか?

「ひやしあめ」は上の画像にある綺麗な飲み物です。

麦茶のような色をしていて、インスタ映えしそうな飲み物ですよね。

 

「ひやしあめ」は先程から触れている通り、関東では普及していない飲み物です。

関西では、昔からよく飲まれていた飲み物ですが、「暑気払い」の意味を込めて、夏に飲まれているものになります。

 

「ひやしあめ」がよく売れるのは、もちろん夏です。

製品が売れるのも夏が多いのですが、実は「ひやしあめ」を温めた「飴湯」というものもあります。

こちらは、冬によく飲まれているものですね。

 

「ひやしあめ」の原料は、麦芽水飴しょうがの2つで、とても簡単に作ることができます。

麦芽水飴をお湯で溶いた後、しぼり生姜を加えるだけ。

関西では手作りで「ひやしあめ」がふるまわれているようです。。

 

さて、ではどうして関東では「ひやしあめ」が普及していないのでしょうか?

 

ひやしあめの歴史

実は、関東でも「ひやしあめ」はよく生産されていたものでした。

「ひやしあめ」は、ミルクセーキやラムネといった夏の風物詩と肩を並べる存在だったとか。

 

近年再ブームを果たした「甘酒」とともに、夏の「暑気払い」には欠かせない存在だったようです。

 

では、もう少し詳しく、ひやしあめの文化を見ていきましょう。

江戸時代には既に、「ひやしあめのお店があった」とされる記述もあります。

 

もっともよく飲まれていたのは、大正時代の頃でした。

 

しかし、2つの歴史的背景によって、「ひやしあめ」はマイナーな存在になってしまいます。

その2つの歴史とは「戦争による空襲」と「高度成長」です。

 

ひやしあめが関東から姿を消した理由

「ひやしあめ」が関東から消えた理由は「空襲の被害で、生産工場が軒並み潰された」という説が最有力です。

当時から日本の中心は江戸のあった東京でした。

 

もちろん、空襲の被害は首都・東京周辺に集中します。

東日本でも「ひやしあめ」の生産工場が多く存在していましたが、空襲の被害によって、大部分が潰れてしまいます。

 

反対に、西日本の特に「中国地方」や「四国地方」では空襲の被害が少なかったのです。

その結果、西日本には「ひやしあめ」の文化が残り、東日本では存在が知られないほどの飲み物になってしまいました。

 

高度成長による「清涼飲料水」の躍進

そして、戦争が終わり、高度成長期に入ると、「ひやしあめ」はさらにマイナーな存在に変わっていきます。

自動販売機が普及し、冷たく美味しい清涼飲料水が外国から入ってくることに。

その結果、「ひやしあめ」は全国的にマイナーな存在に変わってしまったのです。

 

それでも西日本の駄菓子屋では、夏になると「ひやしあめ」を必ず置いていました。

しかし、近年では駄菓子屋そのものが少なくなってしまいます。

この理由から、西日本でもマイナーな存在になりつつあるのです。

 

 

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ひやしあめの健康効果!夏バテに効果あり

さて、今やマイナーな存在になってしまった「ひやしあめ」ですが、実は良い面があります。

それは、「ひやしあめ」の健康効果です。

 

もともと「暑気払い」の意味合いで飲まれていただけあって、その健康効果が注目(?)されています。

では、「ひやしあめ」にはどんな健康効果があるのでしょうか?

 

夏バテ予防

「ひやしあめ」には、夏バテを予防する効果があります。

これは、「ひやしあめ」の原料である「麦芽水飴」にポイントがあるのです。

 

みなさんは「水飴」と聞いて、不健康な想像をするでしょう。

体に悪そうだし、太りそうだというイメージを持つと思います。

 

しかし、そういったイメージは工業的に生産された水飴が原因です。

昔ながらの製法で作られる麦芽水飴には、豊富なビタミンとミネラルを含みます。

 

また、糖を分解する「アミラーゼ」という酵素や「プロテアーゼ」という酵素が、夏バテ予防にピッタリ。

 

消化吸収がよくなる

夏バテ予防の理由となる健康効果ですが、先程の2つの酵素が消化吸収を助けてくれます。

糖・タンパク質を効率よく分解・吸収してくれるため、胃腸に優しい飲料なのです。

食後に飲むと、効果が非常に高いものになります。

 

また、「ひやしあめ」のもう一つの材料である「しょうが」の効果も大きい。

しょうがをすりおろして飲むと、「消化吸収を助け、胃腸の調子を整える」という効果があります。

 

夏は冷たいものばかり食べてしまい、消化吸収能力が落ちてしまいます。

ひやしあめは冷たい飲み物ですが、夏バテを効率的に予防することができる飲み物だと言えそうです。

 

冷え性にも効果あり

「ひやしあめ」の材料であるしょうがは、血行促進効果があります。

全身の血の巡りを良くすることで、夏に起こりがちな「冷え性」の予防にもつながるのです。

 

また、麦芽水飴は糖の吸収を促進してくれるため、全身の代謝を上げてくれます。

こちらも、冷え性には効果が大きい点ですね。

 

抗酸化作用も高い

しょうがを生のまますりおろして飲むと、「ジンゲロール」という成分を補給できます。

先程から紹介している生姜の効能も、「ジンゲロール」による作用です。

 

この「ジンゲロール」の最も大きな働きは「抗酸化作用」になります。

ジンゲロールの抗酸化作用によって、老化防止や新陳代謝アップの効果が。

また、風邪予防にもよく、夏に弱りがちな部分をすべてカバーしてくれるのです。

 

みなさんも、この夏は「ひやしあめ」を飲んでみてはいかがでしょうか?

今は、ネットが普及していますし、アマゾンでも簡単に手に入りますよ!

 

 

ひやしあめを救いたい....

関東民として、「ひやしあめ」について調べてみましたが、その潜在能力が高すぎることに気づきました。

近年、「甘酒」や「アーモンド」といった、健康効果の高い食べ物がブームになっています。

 

特に、甘酒に似た効果を持つ「ひやしあめ」は健康ブームにあやかって、流行る可能性は十分にありそうです。

十分な市場価値があると考えられる「ひやしあめ」ですが、やはりその存在はマイナーすぎます。

 

この「ひやしあめ」を全国的に広めるならば、2つの方法が考えられるでしょう。

それは、「メディアでの紹介」と「協会の発足」だと思います。

 

メディアの紹介は、今はマイナーな存在である「ひやしあめ」にとって、大きなビジネスチャンスになるでしょう。

今ならHIKAKINさんのような有名なYoutuberに紹介されるようなことも、ポイントになります。

 

また、健康雑誌などで一度紹介されれば、注目は集まるでしょう。

 

そして、もう一つは「協会の発足」ですね。

「ひやしあめ」の存在を押し上げる組織が、非常に重要でしょう。

 

ただ、デメリットの部分に「水飴への人々の認識」があります。

水飴は大量生産されたことによって、不健康の代名詞とも呼べる存在になっています。

この認識を払拭できるかどうか?が重要になるでしょう。

 

まとめ

今回は、「ひやしあめ」とは何か?という知識や、関東ではどうして普及していないのか?についてまとめていきました。

 

ひやしあめという存在がマイナーになったのは、戦争の影響が大きかったといいます。

関西でもひやしあめの文化が薄れつつありますから、今後はなにかのきっかけでブームに火が付いてほしいところです。

 

そこできっかけになるものこそ、「健康効果」でしょう。

水飴の不健康なイメージとは違い、麦芽水飴には大きな健康効果があります。

 

有名なメディアで紹介されれば、ひやしあめのブームがあるかもしれませんね!

 

まとめ-ひやしあめとは?-
①麦芽水飴としょうがをあわせた飲み物
②江戸時代にはひやしあめのお店があったという記述がある
③大正時代に本格的に普及。「夏の風物詩」に
④関東では戦争による空襲で生産工場が潰れた
⑤空襲の少なかった関西では生産工場が残り、文化が残る
⑥「夏バテ予防」や「冷え性防止」という健康効果
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