予算300万円で、興行収入1億円。

まさに、異例の大ヒットとなった「カメラを止めるな」に、パクリ疑惑の疑いがあるとのこと。

これだけの話題になっただけに、パクリ疑惑は残念ですよね。

 

しかし、原作となった舞台を見るに、「カメラを止めるな」は本当にパクリ・盗作なのか?という疑問も生まれます。

実は、「許諾」の問題も絡んできていて、盗作やパクリだと決めつけるには早いという段階なのです。

 

今回は、カメラを止めるなの原作舞台について解説し、映画「カメラを止めるな」との比較を検証していきます。

また、今後の上映中止やDVD化が中止される可能性についても、解説をしていきたいと思います。

 

※こちらのページは、カメラを止めるな!の重要なネタバレが含まれています!

もし、これから作品を見に行くよ!という方は、ブラウザバックをお願いします。

 

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「カメラを止めるな」はパクリなのか?原作舞台をチェック

まずは、映画「カメラを止めるな」の原作を主張している、舞台についてチェックしていきます。

 

原作となった舞台は、「GHOSTS IN THE BOX!!」という舞台。

こちら劇団「PEACE」が作った舞台で、2011年に上映され、かなり良い評価を受けた舞台です。

好評だったことを受け、2013年にはリピータ公演が行われます。

 

原作者となるのは、和田亮一さん

現在32歳の舞台作家さんです。

 

当時、劇団PEACEを主宰しており、他の仲間とともに、数々の舞台を作り上げていました。

現在は何をしているのか?といいますと、役者さんとして活躍したり、舞台作家としても仕事をしているようですね。

 

 和田亮一さんに問題行動!

実は、和田亮一さんは「TOKYO PUNCH-LINER」という舞台のDVD/CDの前金を持ち逃げした過去がありました。この件で、和田さんとは連絡がつかなくなり、「カメラを止めるな!」にも影響が出たという噂もあります。

 

「GHOSTS IN THE BOX!!」と「カメラを止めるな!」の構成が酷似

さて、原作となった「GHOSTS IN THE BOX!!」ですが、原作として認められているものになります。

「カメラを止めるな!」の公開当初、同原作舞台の制作陣の名前をクレジットに入れていたようですね。

 

つまり、カメラを止めるな!は、「GHOSTS IN THE BOX!!」をリスペクトして作られた作品なのです。

では、GHOSTS IN THE BOX!!という舞台はどんな構成、内容なのでしょうか?

 

-GHOSTS IN THE BOX!!の構成と内容-
【MAIN POINT】
前半と後半に2パート分かれる構成となる。
【前半の内容】
前半はホラーパートで研究室の廃墟の2階が舞台となる。
そこには、映画サークル4名と、研究者とその助手、小説家、廃墟オタクが集まっていた。
そこで、次々に起こる「不可解な殺人」。
登場人物は「都市伝説」を疑い始めるものの、殺人は次々に起こっていき....
【後半の内容】
前半のホラーパートは、実は「舞台の撮影」だったことが打ち明けられ、前半の内容をコメディタッチで描いていく。
廃墟で起こる怪奇現象を、面白可笑しく表現していた。

以上が、原作となる舞台である「GHOSTS IN THE BOX!!」の構成と内容になります。

かなり好評だったことで、リピータ公演にもつながった作品です。

 

原作を主張する「GHOSTS IN THE BOX!!」は、舞台らしい面白い仕掛けも用意されていた作品でした。

公演はAパートとBパートがあり、主役は全部で4人います。

なんと、その配役をあみだくじで決めていたのです。

 

つまり、すべての組み合わせを見るには、4回舞台を見に行かなければならないことになります。

舞台らしさが出ていて、非常に面白いですよね。

 

カメラを止めるな!との類似点は?

さて、カメラを止めるな!との最大の類似点は、この「構成」にあります。

カメラを止めるな!に関しても、2パートの構成になっていて、前半をホラーパート、後半をコメディパートとして扱いました。

 

カメラを止めるな!にとって、最も肝となる部分で、「1度で2度美味しい映画」と評されていました。

前半のホラーパートを思いっきり怖く描き、後半でホラーパートをどんどん落としていく。

ホラー好きにも、コメディ好きにも受ける構成で、映画マニアからの評判も非常に良かったのです。

 

これだけ見ると、カメラを止めるな!は、「GHOSTS IN THE BOX!!」を完全にパクっているように見えます。

他にも、セリフが同じであったり、内容が同じであったりもしました。

 

ただ、「カメラを止めるな!」の制作側は、別の主張をしているのです。

 

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カメラを止めるな!は明確に「パクリ」「盗作」とは言えない。

「GHOSTS IN THE BOX!!」の原作側は、「カメラを止めるな!」の制作陣に対して、著作権侵害で訴訟を起こすとしています。

 

しかし、「カメラを止めるな!」の制作陣は、使用許諾を得たものとして、映画を制作したと主張。

実は、「カメラを止めるな!」を制作する前に、「GHOSTS IN THE BOX!!」の制作側と協議をした事実があったのです。

 

-「パクリと盗作」のどこが真偽-
①カメラを止めるな!の上田監督は、「GHOSTS IN THE BOX!!」を見た。
②カメラを止めるな!側が「GHOSTS IN THE BOX!!」側に対して、使用許諾を求めた。
③和田亮一さんや脚本家さんには使用許諾を得ていない。
④カメラを止めるな!側は、使用許諾を得たと認識した。
⑤カメラを止めるな!が使用許諾を求めたのは、実は、舞台の権限を持たない劇団員だった。

「カメラを止めるな!」が「GHOSTS IN THE BOX!!」の盗作作品である、パクリ作品であるという認識は、間違っています。

筆者は、カメラを止めるな!を擁護する気は全くありません。

ただ、「パクリ」というレッテルを貼るのは、「カメラを止めるな!」側が気の毒です。

 

「使用許諾に関するミス」がポイントになるでしょう。

上田監督は、この作品を「オリジナルである」と主張しています。

これは、「GHOSTS IN THE BOX!!を元に脚本を書いた」という点の主張です。

 

  • 映画のクレジットに「GHOSTS IN THE BOX!!」の人間の名前を入れている
  • この騒動が始まる前から、「GHOSTS IN THE BOX!!」は原作であると公言されていたこと

 

この二点を、カメラを止めるな!の制作陣は認めているのです。

 

しかし、使用許諾にミスがあったことで、著作権侵害で訴えられる結果に。

これは、訴えられても仕方がありません。

 

実際、「GHOSTS IN THE BOX!!」の脚本家の方には使用許諾得ていませんし、和田亮一さんにも使用許諾得ていません。

これは真実なので、著作権侵害で訴えられても仕方が無いでしょう。

 

①劇団員から使用許諾を得た→②カメラを止めるな!の使用許諾を得たと認識してしまった点がポイントです。

 

つまり、カメラを止めるな!は、パクリでも盗作でもありません。

もともと、「GHOSTS IN THE BOX!!」の舞台をリスペクトしており、それを原作にしていると公言している。

 

著作権侵害になるかもしれませんが、何も知らずに「この映画、パクリなんだぜ」というのは、間違っています。

この流れを知っていながら、パクリや盗作であると言う方も、もちろんいるでしょう。

それは、仕方のないことです。

 

しかし、すべての流れを知らないまま、「カメラを止めるな!」がパクリだと主張するのは、間違っているのかな?と考えました。

 

カメラを止めるな!の上映は中止になるのか?円盤化されないのか?

今回の騒動で悪いのは、100%の割合で「カメラを止めるな!」の制作側です。

低予算映画ということもあって、詰めの甘さが気になりますね。

 

はっきり言ってしまうと、このまま上映中止になる可能性は十分にあります。

そして、円盤化がされない可能性も十分にあるのです。

 

悪いのは、カメラを止めるな!側ですからね。

 

しかし、ここまで異例の大ヒット。

上映する映画館もかなり増えてきていて、これからまだまだ伸びる映画ですよね。

そこで、訴訟の前段階で「和解する」という流れがあるはず。

 

つまり「お金で解決する」ということ。

汚い話ですが、カメラを止めるな!への注目度は、今がMAXの状態です。

興行収入もこれから伸びてきて、円盤化すれば飛ぶように売れる作品でしょう。

 

これらのお金を折半ないし、一部を渡すことにより、カメラを止めるな!の上映を中断しないという手もありますね。

 

まとめ

今回は、カメラを止めるな!のパクリ騒動、盗作疑惑について、真偽を確かめていきました。

構成やセリフ、内容が酷似していることから、パクリと言われても仕方がありません。

 

しかし、映画の制作側は、許諾を得たと考えていること。

そして、クレジットに原作舞台の「GHOSTS IN THE BOX!!」を加えていたこと。(和田さんの名前はありませんでしたが)

 

これらのことから、パクリや盗作ではなく、「許諾の大きなミス」と考えたほうが良いでしょう。

一概に、パクリだ!盗作だ!というのは、もう少し後の話になるかもしれませんね。

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